FPとして「iDeCo」と「つみたてNISA」の相談を受けてきた
またまた、かなり久しぶりのブログ更新となります。
今回は、会社の友人から「iDeCo」と「つみたてNISA」について相談を受けたのでその事について、書いていきます。
先日も、知人から少し相談を受けましたがちゃんとした資料もなく、口頭で説明しただけなので、あまりきっちりと伝わっていなかったのと、掘り下げるとかなり深いテーマになるので、何とか重い腰を上げてパソコンに向かっています。
まず、今回のケースでは
相談者 38歳独身、実家暮らし、来月に転職を控えている。現在、ある程度の貯金はできている状況で(今回はライフプランニングではないので、詳細な貯金額まではヒアリングしていない)月々もキャッシュフローにはある程度余裕がある。
以前に話題になった、年金2000万円問題など漠然と少し不安に思っており自分自身で勉強を開始しているが、「iDeCo」と「つみたてNISA」そもそもの違いやメリットデメリットがいまいち分からない。との相談内容でした。
上記の表を参照してもらうと、「つみたてNISA」は定期的に積み立てをしながら資産を形成していく事が目的となり運用で得た利益に対して非課税となる事、必要に応じていつでも引き出し可能であるという事がメリットとして挙げられます。特にライフイベントが発生したときに対応できるという点で、「つみたてNISA」を選択することも良いと思います。ただし、運用益に対して非課税であるので、そのときに利益が出ているかはわかりません。
それに対して、「iDeCo」は掛け金に対しても所得控除が受けられ、運用益も非課税となります。ただし、60歳までは引き出しができない。事が最大のデメリットとなります。運用目的が老後の資金形成の為の制度となります。
《「iDeCo」の掛金に対する所得控除》
上記の表より、
相談者 2万3000円最大で拠出した場合
今後、課税所得については変動がある為、最も低く見積もって
年間の所得控除 4万1400円 × 22年間 = 910,800円の
所得控除を受ける事が可能となる事を説明。
相談者も、「iDeCo」の税制メリットについて理解してもらえた様子で、「iDeCo」
は加入ほぼ確定。「つみたてNISA」についても前向きに検討との事でした。
管理人としても相談者の場合ある程度キャッシュフローに余裕がある事、転職先での退職金なども、まだ不確定な部分があることからまず、「iDeCo」の加入をお勧めしました。
最後に簡単に積み立てシュミレーションを提示してみました。
22年間3パーセントの運用利回りの場合
22年間3パーセントの運用利回りの場合
上記以外に、信託報酬手数料、口座管理手数料などがかかりますが、詳細は後日相談。
概要を理解してもらったので、次回は一番の肝となるポートフォリオの提案をさせてもらう予定です。
最後まで読んでいただき有難うございます。次回ポートフォリオについてまた、更新して行きますのでよければ参考にしてください。